2017年3月2日木曜日

日本医科大学後期入試数学をふりかえって

前期同様に5題の出題でした。
90分で解くのですが、前期より厳しい試験だった気がします。

①小問集合(必要十分がテーマ)

問(1)2次不等式と書いてないので、a=0のときも考える
難易度:基本
問(2)平面幾何に関する出題
難易度:基本
問(3)2次方程式と整数に関する出題
難易度:標準
問(4)対偶をとると見やすい
難易度:標準

②図形と式(領域、包含関係)

Xについてすべて直線と考えて三直線の交点を求める。
その交点をA,B,Cとおいて考える。

問(1)三角形ABCの外心を考えればよい
問(2)三角形ABCの内心を考えればよい
難易度:標準

③空間ベクトル

ベクトルATをベクトルAB,ACで表せれば面積比は求められる
難易度:基本

④数学Ⅲ(極限)

問(1)eに関する定義
難易度:基本
問(2)−5乗で統一して、中身の数を何乗かして大小関係を調べる
難易度:標準
問(3) 問(2)の不等式を利用してはさみうちの原理を用いて解く
難易度:標準

⑤数学Ⅲ

問(1)F(t)をtについて微分して考える
多少煩雑な場合分けができなくても大体のところはチキンと記述したい。
誘導がなければ、グラフの凸性を用いれば明らかなんですが。
難易度:標準

問(2)帰納法
方針はわかるが、かなり大変な記述となる。
難易度:やや難しい

問(3) 問(2)の不等式を用いればよい
難易度:標準

問(4) 問(3)の不等式を用いればよい
難易度:標準

問(5) 問(4)を用いるが試験場では無理であろうと思われる
難易度:難しい



講評
試験場で厳しい問題:
①問3、問4
⑤問2、問5
   
これを解けるといい
④の問2が解けていることと、問3のはさみうちの原理の利用




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