2015年12月27日日曜日

医学部入試で意識すること。

昨年末のことになりますが、ある国家試験のある科目で、誤植がありました。

マーク式の問題で、正しいものを選択しなさい。
と言う問題で、まさか、[正解がない]という問題が出題。

まず、国家試験でそんなことありえるのろうか?
大きな国家試験で、難関と言われ、受験者にも相当なことを問う試験です。

厳密にチェックしているはずなのに、
「そんなことある?」
と思うところですが、
実際起こっているわけなので、ミスもあるわけですね。
【人間誰でもミスはする。】
ということだな。と思ったことだったのですが。

受験生の誰もが、当問題を解いている時に「正解がない。」など思いもしないでしょう。

ほとんどの人が、

なんだこの難問、答え合わない。オイオイ…
と。

この問題を落とせば、自分の合格が飛ぶかもしれない。
なんて思ったら余計にチカラが入って取り組もうとしてしまうかもしれません。

この問題で時間を取られ、時間が足りなくなってしまった。という方もいたそうです。

ああ、正解ないのに....


そうです、
何が言いたいかというと、
分からない問題にあまり固執してはいけない。
ということ。

既に過去問を解いて実感していると思いますし、ここにも何度も記載していますが。

例えば、順天堂大学医学部英語、2015年は24ページ、2014年度は26ページ
自由英作文も含み80分での解答することを求められます。

とても分量も多く、ゆっくりと考えるいる暇はなさそうです。

順天堂大学だけでなく、医学部入試時間勝負大学多いのです。

練習時の復習時にはできない問題に固執するのは大いにありですが、

時間勝負、一発勝負である、本番の入試では、

すぐに切り替え、できる問題を先に!

これは、必ず意識してやっていきましょう。
そんなの分かってるわ。
と思ったかもしれませんが、意外と本番になると潔く切り替えができないものです。

とにかく、分からない問題は、後から戻ればいいですから。
たとえ第1問で、「はあ...」いう問題がにあたっても
前向きに「すごいのきたわ〜」と笑って流して、切り替えて次に進みましょう。

作問者も、あえて、第1問にそういった難問を持ってきて揺さぶりかけているのかもしれません。
作意に引っかかってはいけません。

分からない問題も焦る要因ですが、追い打ちをかけるかのように迫ってくる制限時間。
実際の入試の時の方が、練習で解いている時より、もっと時間が短く感じるかもしれません。

自分も、試験の時、練習の時から色々なことを想定して、勢いよく解答し7〜10分余らせて見直す計画だったのですが、
いざ本番の試験がはじまると、開始早々、見たことも聞いたこともないような問題が1問。
さらに微妙な問題が1問。

その試験は、どんなに間違えても2問までしか間違えられない試験で、これを間違えたら不合格になる。
と頭をよぎった瞬間、手が震えて、なかなか選択しきれずに、時間ギリギリになってしまったこともありました。

もし、時間を目一杯に使う計画を立てていたら、触れることなく終わる問題が出てきました。

その問題が容易に解答できる問題だったら....考えるだけでゾッとしますし、悔やみきれないでしょう。

練習中、いろいろなことを想定はしておきながら、
まさか自分が、ビビって答えを選べない。という情けない想定はしていませんでしたが、
そんなこともあるわけで、何が起こるかわかりません。
皆さんそこまでチキンではないと思いますけども笑

普段は目には見えない、プレッシャーを体感できた出来事でもありましたが、もう味わいたくありません。


長くなりましたが、本番の時は、通常より、少し多めに時間がかかるかもしれないということも見越して、
時間配分を設定しておくといいかもしれません。

60分の試験なら、入試本番で55分でやる、とは言わなくても、
2分でも3分でもでも良いので、多めにかかることも考慮しながら時間配分をしておくのも一つの手段です。


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クリスマスも終わり、近所のビルはクリスマスツリーから門松に変わっていました。
切り替え早っ!! と、潔さに感心。

Possibleのビルのエントランスにかかっているミュージックがクリスマスからお正月仕様に。
ちょっと、せつない感じの曲が多いような。。


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